TOP&STYLE 2010年3月 コラム

今月のコラム 細田先生の「花と緑で暮らしセンスアップ」⑥

植物があるだけで、家の中が明るくなったり、ホッとしたり。
暮らしの中に花と緑を上手に取り入れて、すてきで快適な暮らしを実現させましょう。

イラスト

バスルームは、一日の汚れと疲れを落とし、心身をリフレッシュする空間です。そんな場所に観葉植物を置けば、リラックス度アップに一役買います。また、風水でも観葉植物を置くのは運気アップにいいそうです。

湿気を好むものが多い観葉植物にとってバスルームは非常に適した生育環境(ただし、熱いお湯はかからないように!)。アジアンタムやプテリス、タマシダなどのシダ類は特におすすめです。水場のヒンヤリとした印象を明るく和らげてくれる斑入り葉タイプのアイビー、ポトス、シンゴニウムなどもいいでしょう。

香りと体への穏やかな効能を楽しむなら、ハーブバスはいかがですか。ミントやラベンダー、ローズマリー、カモミールなど育てておけば、いつでも存分に使えます。鍋に生のハーブを入れ煮出した液体をお風呂に入れれば香りも効果もより一層高くなります。香りのリラックス効果としてはアロマオイルも効果的。オイルは質の良いものを選びましょう。かのクレオパトラがこよなく愛したバラ風呂は、香りの強い品種を用いたり、何色かをミックスにしたり、生花を贅沢に使った楽しみ方ですね。この優雅なお風呂は多くの女性にとって永遠の憧れかもしれませんね。

花と緑を取り入れて五感で感じリラックスする、バスルームはこれがキーポイントです。

細田美雪/グリーンコーディネーター

細田美雪/グリーンコーディネーター

野の花と緑の仕事 フィールドワーク主宰。花と緑のある暮らしを多方面から提案。個人邸・ショップなどのガーデンデザイン、草盆栽の製作、雑誌撮影のコーディネート、講師、会場装花・舞台演出など幅広く活躍。2003〜04年の2年間、朝日新聞「暮らしの風」で花のアレンジを担当。著書『四季の花あそび』ほか。

バスルーム

 

インテリアテイストを決めて

最近のバスルームは、アジアンテイスト、ヨーロピアンテースト、シンプルモダンなど、かなり個性的になってきています。そのテイストをより一層際立たせるのに観葉植物は役立つでしょう。

例えば、アジアンテイストのバスルームなら、少しうっそうとするくらいに植物を置いてみると雰囲気が出ます。気分は森の緑に囲まれたスパリゾートといったところでしょうか。小物にバンブー素材の鉢カバーを使ったり、全体的に濃い茶のトーンでそろえたり。

どんなテイストであっても、小物や鉢などに色や素材の統一感を持たせると全体がうまくまとまります。煩雑な印象を与える市販のシャンプーボトルは雰囲気に合った容器に移し替えましょう。自分が一番リラックスできる空間はどんな感じなのか、そのイメージをしっかり持つことが快適なバスルーム作りの第一歩です。

ナチュラル感はリラックス度を高めてくれる

バスルームの鉄則は清潔であること、リラックスできる空間であること。そういった意味では「自然(ナチュラル)な素材」は効果的です。

植物はもちろんですが、すのこ・椅子・桶などの木製品も自然素材ならではリラックス感がアップします。ヒノキの製品などは香りもいいですね。

視覚的な緑色も効果はありますよ。緑という色は穏やかな気分にさせてくれたり、リフレッシュ効果、リバイタルな感情を呼び起こしてくれます。小物類をパステルグリーンでコーディネートしてみては。

観葉植物

観葉植物は種類もさまざまですが、以下の点をクリアしたものを選びましょう。

  1. 湿気を好むもの
  2. 寒さに比較的強いもの(冬場は冷え込むため)
  3. 半日陰に耐えられるもの(直射光がささない場合)

要は、環境に応じた植物を選ぶことが一番大切。ちなみに2の「寒さ」ですが、熱帯地方原産の観葉植物の特徴として水分が多いと夜中に凍ったり、冷えてしまったりするので冬場は切らしぎみにしてあげます。

以上の点をクリアしたもので、スペースに合った大きさのものを選んでいきましょう。

垂れ下がるタイプのもの、上に伸びていくもの、いずれにしてもシャワーのお湯などがかからない場所に置きましょう。浴室に適した観葉植物は、シダ類(アジアンタム、プテリス、タマシダなど)や、アイビー、ポトス、シンゴニウムなどです。

水草を飾ってみる

水の中に生える草を総称して「水草」と言いますが、バスルームならではの水つながりで、水草インテリアも楽しいですね。この水草栽培は「アクアリウム」といった名称で広まり、現在はかなりの種類の水草が出回っています。水槽の中に生態系を作り出すほどの上級者向けの本格的なものから、グラスに収まる初心者向けの小さなものまでさまざまです。

コップサイズのものならば栽培も難しくなく、場所も取らずにいいでしょう。カラーサンドを使ってコップや広口ビンや花瓶などに水草を植え付けます。初心者向けの水草選びは専門店で相談してみましょう。少し大きめの器ならば石や貝などで装飾したり、手軽に育てられる熱帯魚のベタなどを入れることで動きと彩りがプラスされ一層楽しめます。ベタは空気中から酸素を吸うので、容器は密閉しないこと。

最近人気のマリモも水草の一種です。ガラス器にきれいな小石やビー玉を敷き詰め並べてみると可愛いグリーンインテリアになります。

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